鬼平犯科帳にはまっている。以前に陸士出身のコンサルの先生が愛読書であったことと、池波正太郎氏をはじめとする時代小説が好きなことと、現在保護司をさせていただいている関係で読み始め今第三巻を読んでいる。
その中の鬼平こと長谷川平蔵の一言。
「人間いうやつ、遊びながらはたらくいきものさ。善事を行いつつ知らぬうちに悪事をやってのける。悪事を働きつつ、知らず知らず善事を楽しむ、これが人間だわさ。」
子分の兎忠こと木村忠吾が仕事中に女に溺れ結果としてそれが幸いして事件が解決したことを平蔵に詫びた時の一言。
平蔵自身も青年期に遊びほうけ人の心の動きをしり、事件解決の時の勘を養う。
自分に置き換える。
この頃我が社の部下が「社長はイタリア人みたいや」「いやアメ車やで」という言葉を発した。
自分ではドイツ人のような厳格な人間と思っていても。
仕事、学業、研究に没頭することは尊い。没頭できる人は素晴らしい人と思い尊敬する。しかし人生に無駄はない。
しょうむない時間の経過が時としてその人間を育てている時もある。
しょうむない時間を許してくれた社員や嫁はんや子供に感謝したい。
そして深く、ゆっくりと人の心を分かっていく。
